阿蘇の土壌を調査した結果、阿蘇の草原が二酸化炭素を吸収するという結果が出ました。
野焼きは、草原から森林への変遷の最初の段階である低木の生長を抑え、牛馬が餌として好むネザサやススキ、トダシバなどイネ科植物の生長を促したり、草原に生息するハナシノブ・ヒゴタイなどの植物を保全するなど様々な意義があります。
炭素の固定化の側面からも野焼きの役割は重要です。野焼きで生成した難分解性の炭が土壌に蓄積することにより、阿蘇の土壌では植物の根が分解しにくくなり、土壌の炭素固定量が格段に高くなっているのです。
また野焼きにより新たな植物の発育が促進される ので燃やされた以上に二酸化炭素を吸収するとの 結果もでています。